2000年7月開業から16年になります。
技工所というものがわからず開業して山あり谷ありの技工人生です。
自分は物作りが好きでした。
技工士はみんなそうだと思います。技工学校の生徒や教員も、マニアみたいな集団だと思いました。
その中に自分もいたのかと思うと笑ってしまいます。
自分の歯科技工人生は最初に務めた職場で基本形成されたと自負します。
患者のためのチームワーク医療、そこには患者にとりまくプロ集団がいました。
歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、医療事務すべてがプロでした。
退職した後に、早稲田歯科技工トレーニングセンターに入学し、ここで技工士が心から補綴への学ぶ姿勢を肌で感じさせてもらいました。
海外研修も体験させてもらい世界からみる歯科技工を実感できました。
歯科技工士?たまにいやいつも考えることです。
職人・・・歯科技工は職人ではありませんがなぜか考えてしまいます。
マニュアルでできる仕事はたくさんあります。
逆にマニュアルに沿わないとできないのが歯科技工だと思います。
研修会や講演会に行けばいくほど感じますがそれでも演者や講師はすべて職人に見えます。
こだわりの原点は職人?いやマニア?・・・・
自分の技工スタイルは職人プラスαです。
マニュアルには従いますがあと少しを大切にしています。
患者が担当医が・・・・思っていることを形に再現していくことが一番です。
たまにはのめり込みすぎてエキサイト!ってことも多数あります。
歯科技工の楽しみ方は考えて作るというのが一番楽しいし、先がみえる仕事だと思います。
仕事に流され、ただ馬車馬のように働いていても決して患者は喜ばない、自分自身の技工に誇りが持てないと思います。
ただ、そんなことばかり言っていると仕事なくなりますけど・・・・
物づくりの原点は何か?・・・自分が出来ないものが人の手によって出来ているものをみて感動し、今度は自分がそれに向かいチャレンジしていく行動だと思います。
神の手?自然のものは人工ものとは違うすばらしさがあります。
歯科技工は天然のもの、ハイテクなもの、そのいいとこをとって作り上げる究極な技術だと思います。
歯科技工はその小さな技術で患者の人生を大きく変えていくと思います。
自分は職人技工を目指してやってきました、今の時代では化石になっていくかもしれませんが物を作っていく中で職人の心を失ってはいい物は出来ていかないと思っています。これからも時代とは逆走しながらやっていこうと思っています。
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