福岡県福岡市東区にあります歯科技工所 | 歯科補綴研究所ディー. エル.セイリュウ

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歯科補綴研究所ディー. エル.セイリュウ山本晴之さんにインタビューをさせていただきました。
歯科技工士としてのこだわりや想い・エピソードなど、熱く語っていただいた、その一部をご紹介。

“本当はお好み焼き屋になりたかったんよ(笑)”


- どういったきっかけで技工士になろうと思ったんですか?

山本晴之さん(以下 Y): いや元々小さいころから料理人になりたかったんよ。
Facebookにも料理の写真結構アップしてるやろ?料理するのは今でも好きだけんね。


- 料理人ですか?

Y: そうなんよ。
高校当時、いとこが歯科医の卵で自分も美術が得意だったけん、
親父が企んで手に職を付けさせようってことで技工学校に入れられたんよ。
中学の時には先生から美術の才能があるから美術系に行けと言われてたこともあったけど、
結局高校は商業系に行ったんよ。

何でかって美術系に進んでも将来お金にならんやろ!

ゴッホとかも死んでから価値が出てるし。
だから美術系は考えてなかったし、最初に行ったように元々料理の道に行きたかったことと、
昔テレビでやっていた「じゃりんこチエ」を見て、自分もお好み焼き屋をやりたくてその勉強のために商業高校に進んだんよ。

まぁ、実際そういう勉強は商業高校ではなかったからすぐやめようかとも考えたことあったけどね(笑)。

それからヤンチャとかもしよったら、親父も将来心配したんやろうね、
いろいろあって技工学校に行かされたんがキッカケよ!

 

“ゼロから作っていくこの感覚がたまらなく面白い”


- 自分が意図してない中、入った世界でここまで続けてこられたのはなぜですか?

Y: 親父が仕事で怪我してしまって働けなくなったんよ。
うちは裕福じゃなかったし、その中で親父の仕事で稼いだお金で技工士になったから、
気持ち的にも半端な気持ちではやめれんくなったのが一番かな。

本当は3年くらいでやめて料理人になりたかったんだけど(笑)


- でもこれだけ長く続けられてるということは、水が合ってるということですよね?

Y: 料理もそうだし、趣味の釣り道具についてもだし、
何でもそうなんだけどとにかく自分で作るのが好きなんよ!

技工でも既成品使うケースがあるけど、自分は全く違うものから作るのが好きやし、
ゼロから作るから面白くて続いてるんだろうね!



“人と同じものを作るのは嫌い!”


- モノづくりが好きという原点があるからこそ続いてらっしゃんですね!

Y: 本当にそうだね。
作るのが好きで、人と同じものを作るのが嫌いやけん、それが自分の原点かな。
やっぱり遊び心がなかったら開発もできないしね!

オーダーで製作するから高いって言われることもあるけど、本当はそんなことはないんよ。
その患者さんに合ったものが一番しっくりくるし長く使ってもらえるから、
そういう意味で患者さんに喜んでもらえることが一番の理由かもね。




“患者さんに喜んでもらえた瞬間はたまらんねえ!”


- 最後に少し変わった質問で済みませんが、趣味の釣りと技工って何かつながることってあったりします?

Y: あるよ!
自分がやってるフカセ釣りって本当にシンプルなんよ。浮きがあって針があってそれで魚を釣るっていうシンプルなものなんだけど、なんでそれで大物が釣れるのかっていうとやっぱりいろいろ工夫しないといかんのよ。食いが悪ければ針を変えたり糸を強いのにしたりと工夫するんよ。浮きも自分で作ってるんだけどその小さな道具ひとつで全く釣果も変わってくるしね。やったらやった分だけ結果が変わってくる。それは技工という仕事ともよく似てると思うよ。
さっきも言ったけど、ただ既製品を使うだけじゃなく、いろいろな手法を使って製作するから、その分患者さんに喜んでもらえた時の感じがたまらないんよ!そういった点はすごくつながってるかなと思うね!



- いろいろ教えていただき、ありがとうございました!



-END

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